ブラタモリから学ぶ
この前、ブラタモリで熊本城の鼻ぐり井手をやっていた。
用水路のことなんだけど、水路に仕切りを作り、その仕切りに水を流す穴を開けている。そうすることで、水がかき混ぜられて底に土砂が貯まらない仕掛けになっている。鼻ぐりというのは牛の鼻かんで、見た目が似ているからそう呼ぶらしい。
この仕掛けは加藤清正が熊本城を築城する際につくったとのこと。
しかし、年月がたち多くの鼻ぐり井手が壊されてしまった。なんのための仕掛けなのか、その意味までは伝承されなかったらしい。
「水を流すなら仕切りなど無い方が良い」という安易な考えでこわされたんだろうなぁとタモリさんも言っていた。
形だけではなくそれが持つ意味、形になった経緯などをしっかり伝えていくことは、どんな分野においても大事なことだなと改めて思った。
数百年たった今、鼻ぐり井手の意味を明らかにした研究者も凄いね✨