follow your hart !

リハビリテーションについて、考えたことや思ったことを好き勝手に書いてます。

その人らしく生きるとは〜選択肢を作るリハビリテーション〜

食事に介入している利用者さんと関わっていると改めて思うことが、「選択肢があることは良いなぁ」ということだ。選択の自由とも言える。


人は生まれてきてから数えきれないほどの選択を迫られる。そして、そこでその人の価値観、その人の物差と照らし合わせて選択をしていく。


「これは自分にとって重要なもの」「これは自分にとって重要ではないもの」といった具合に選択、振り分けをしていく。


こういう過程を重ねていくことで「その人らしさ」というものが作られていくのではないかと考えている。


選択肢があるということは、「その人らしく生きる」ために必要なことだと思う。


今回の利用者さんは、食事を介助されると自分の食べたい順番とは関係なく口に入れられる。また、すべての食べ物を1つのお椀に入れられてぐちゃぐちゃになってしまう。


でも、この利用者さんは自分で食べ物を選んだり、自分で摂取する能力を持っている。
ヨーグルトが好きなようで、早い段階からヨーグルトを食べる。
なのに介助されるとヨーグルトは最後。


選択する余地を作るということは、リハビリテーションにおいて大切なことだと改めて学ばせてもらった。