follow your hart !

リハビリテーションについて、考えたことや思ったことを好き勝手に書いてます。

リハビリテーションの危険性

今日は休みだったから、出掛けてみました。
ものすごく蒸し暑くて、梅雨なんだなぁーと思い知らされる1日でした。
川の水面に霧が立ち込めて幻想的でした。
f:id:y6962f:20190720231132j:plain

時々、後輩から相談されるんです。
「やりたい分野が決まらない。在宅も興味があるけど、急性期も見たいし。何に興味があるのかわからない。」とか。
この後輩たちは前にいたチームも今のチームも楽しいって話すんです。
あせる必要もないし、この後輩たちは大丈夫だと思うんです。この後輩たちはリハビリテーションに興味があるんだと思います。病気や障害を見てるんじゃなく患者さんや利用者さん、その人を見ている。だから、どのチームにいてもやることは変わらない。どのチームにいても楽しい。

ただ、「リハビリテーションに興味がある」って素敵なことだし、とても良いことだと思う。ただ、危ない言葉でもあると思う。リハビリテーションって個別性が高い。自分達が関わるときに何が正しいかは患者さんや利用者さんによって違う。つまり、客観性とかエビデンスはない。
一方でリハビリテーションをする手段の1つとしての理学療法には客観性やエビデンスが求められる。今のところ正しいとされる理学療法が存在する。
正しい理学療法をするためには、勉強し続けなければいけない。

でも、正しくない理学療法を個別性の高いリハビリテーションに当てはめると正しい理学療法に見せかけることができてしまう。
リハビリテーションに興味がある」とか「リハビリテーションをしたい」って言葉には、勉強しない自分を誤魔化せる魔法の言葉にもなってしまう。
だから、危ない言葉でもあると思う。

「正しい理学療法」とか「正しくない理学療法」って表現が合っているのかはわからないけど、今はこんな表現しかできません。
簡潔にまとめるって難しい。
2日連続で長い文章になった。
リハビリテーション理学療法については、もう少し考えを書きたいけど、また別の機会にします。