「最高」ではないけど「最善」の理学療法
休日だけど外出できなくて残念ですね。それでも久しぶりに本読んだりするには丁度良い機会だと思ってます。
今日はアフガニスタンで襲撃され亡くなられた、中村哲さんが生前インタビューで話していたことを読みました。
話は難しいけど日本でいう戦国時代、徳川が天下を取ろうが豊臣が天下を取ろうが庶民には関係ない。戦国の世が終わり平和な世の中になることに変わりはない。
こういう国の政と庶民の生活との関係って医療現場にもある。
病院は地域の人たちを助けるために、きちんと収益をあげて病院を存続させる必要がある。だから、どうすれば収益を得られるかということを考えて、いろいろな方針をとる。
これが、しばしば一人の患者さんを目の前にしたときに足枷になることもある。
自分も若い頃はよく上の人に噛みついていた。今の若いスタッフも不満を漏らしながらがんばっている。
今だからこそ病院の収益も大事ってことわかるから、わさるようになった自分がやること。
①病院の利益あるいは患者さんの利益、どにらかの支店に偏らない。
②双方にとって良い落とし所、「最高」じゃなきけど「最善」の落とし所を見つける。
③後輩が明日からまた元気に仕事ができるように声をかける。
この③は「元気に仕事ができるように」ってところが大事。説明して理解させようとする必要はない。なぜなら、自分がそうであったように後輩も年数を重ねるに連れて、こういうことわかってくると思うから。
そして何より、赤の他人に一生懸命になれることは何よりも素晴らしい才能だから。それは大切にしてあげたい。